ドラフトにおける基本論
2007年1月30日コメント (6)今日は少し真面目にマジックのドラフトについて考察する
なぜ、こんなことを書くかといえばきっかけはAVEXが
コモンのピック順を考えていてそれに自分が受け答えしたことに
始まる
そして何度かやりとりするうちにこの作業が
ほとんど意味をなすものではないという結論に達した
カード個々に点数をつけ重要度を推し量ることにはある種の
意義を見つけられるが同色の中でどれを優先してピックすべきか
ということは定義できるものではない
その理由は極めてシンプルだ
カードのピックされるべき優先順位はいつも同じではない
ということだ
Aというある色のコモンが強いとする
しかしその色をやっていれば必ずそれをとるべきか?
答えはNOだ
単純な例を挙げよう
3、4色のデッキを組むときに《緑探し/Greenseeker》や《明日への探索/Search for Tomorrow》は当然序盤でとる必要がある
甘く考えて流してしまい帰ってこなければデッキは紙の束に成り下がる
しかし2色で組むコンセプトが十分であるならこれらのカードはおそらく2周してもとらない
これだけ考えてもピック優先度を定義することができないことは明白だ
では、重要なのは何か?
それはいくつかある
まず、そのカードに出来ることを広域的に的確に理解すること
すなわちどういうことが出来るという引き出しを多く理解してやることだ
そしてその大半が心理的盲点の中に隠れていることを踏まえつつ
それを理解しようとすることだ
意外な使い方がそのカードとデッキの価値を高めたシーンを
過去何度もみているはずだろう?
見て分らなければダメだといって放りだす前に使ってみよう
新たな発見はそこからしか見つからない
次に早い段階でデッキの全体像を見つけることだ
これには多少経験とそれなりの技量がいるがおそらく
この文章をどういう視点であれ真面目に読んでくれてる方々には
ある程度主旨を理解してもらえるとおもっている
考えてみよう4ドラなら4順目、6ドラなら6順目には
自分のピック可能な全てのカードの1/3という情報が入る
わけである
それをぼーっと見逃してはならない
そこから得られる情報は常にフィードバックされ、適切な修正を
してやればよいのだ
少なくとも2パック目の中盤にデッキのおぼろげ全体像が見えてないのはあまりよい事ではない
ついでにもうひとつ
基本的にカットはすべきではない
これについては意見が分かれるかもしれないが俺は
カット否定派である
なぜならカットすることによってそのカットしたカードを
本来取るべきだった人との勝負は若干有利になるかもしれないが
それ以外には自分の弱体化につながる行為でしかないということと
自身の技量の向上に何の寄与もしないという点である
十分な上級者が意図をもってやる分には否定をしないが
よくありがちな勝たないとドラフト後にいいカードがもらえないとかを
気にするならドラフトするよりパックでも買ってりゃいいわけだ
(もちろんマネドラとかピックしたカードが取りきりとかいうなら別だが)
また、ドラフトの環境も重要だ
以前のTSP×3の環境と今後のTSP×2、PCS×1では
ドラフトの戦略は異なる
その辺はカードリストとよくにらめっこして自分なりに見つけて欲しい
闇雲に回数をこなすだけでなく自分独自の戦略を確立していれば
より安定したピックもできるしそのなかでより良くするために
常に修正をおこなえばいいのだ
最後に、強くなりたければまず素直に人の言葉に耳を傾けよう
否定からはなにも生まれない
一度肯定してみて検証してみようじゃないか
じゃあな
なぜ、こんなことを書くかといえばきっかけはAVEXが
コモンのピック順を考えていてそれに自分が受け答えしたことに
始まる
そして何度かやりとりするうちにこの作業が
ほとんど意味をなすものではないという結論に達した
カード個々に点数をつけ重要度を推し量ることにはある種の
意義を見つけられるが同色の中でどれを優先してピックすべきか
ということは定義できるものではない
その理由は極めてシンプルだ
カードのピックされるべき優先順位はいつも同じではない
ということだ
Aというある色のコモンが強いとする
しかしその色をやっていれば必ずそれをとるべきか?
答えはNOだ
単純な例を挙げよう
3、4色のデッキを組むときに《緑探し/Greenseeker》や《明日への探索/Search for Tomorrow》は当然序盤でとる必要がある
甘く考えて流してしまい帰ってこなければデッキは紙の束に成り下がる
しかし2色で組むコンセプトが十分であるならこれらのカードはおそらく2周してもとらない
これだけ考えてもピック優先度を定義することができないことは明白だ
では、重要なのは何か?
それはいくつかある
まず、そのカードに出来ることを広域的に的確に理解すること
すなわちどういうことが出来るという引き出しを多く理解してやることだ
そしてその大半が心理的盲点の中に隠れていることを踏まえつつ
それを理解しようとすることだ
意外な使い方がそのカードとデッキの価値を高めたシーンを
過去何度もみているはずだろう?
見て分らなければダメだといって放りだす前に使ってみよう
新たな発見はそこからしか見つからない
次に早い段階でデッキの全体像を見つけることだ
これには多少経験とそれなりの技量がいるがおそらく
この文章をどういう視点であれ真面目に読んでくれてる方々には
ある程度主旨を理解してもらえるとおもっている
考えてみよう4ドラなら4順目、6ドラなら6順目には
自分のピック可能な全てのカードの1/3という情報が入る
わけである
それをぼーっと見逃してはならない
そこから得られる情報は常にフィードバックされ、適切な修正を
してやればよいのだ
少なくとも2パック目の中盤にデッキのおぼろげ全体像が見えてないのはあまりよい事ではない
ついでにもうひとつ
基本的にカットはすべきではない
これについては意見が分かれるかもしれないが俺は
カット否定派である
なぜならカットすることによってそのカットしたカードを
本来取るべきだった人との勝負は若干有利になるかもしれないが
それ以外には自分の弱体化につながる行為でしかないということと
自身の技量の向上に何の寄与もしないという点である
十分な上級者が意図をもってやる分には否定をしないが
よくありがちな勝たないとドラフト後にいいカードがもらえないとかを
気にするならドラフトするよりパックでも買ってりゃいいわけだ
(もちろんマネドラとかピックしたカードが取りきりとかいうなら別だが)
また、ドラフトの環境も重要だ
以前のTSP×3の環境と今後のTSP×2、PCS×1では
ドラフトの戦略は異なる
その辺はカードリストとよくにらめっこして自分なりに見つけて欲しい
闇雲に回数をこなすだけでなく自分独自の戦略を確立していれば
より安定したピックもできるしそのなかでより良くするために
常に修正をおこなえばいいのだ
最後に、強くなりたければまず素直に人の言葉に耳を傾けよう
否定からはなにも生まれない
一度肯定してみて検証してみようじゃないか
じゃあな
コメント
各カードの絶対的なピック優先度は定義できないが、基準値は定義できる。
デッキコンセプト毎に優先順位は変わるという意見は最もだが、コンセプト毎にカードの優先順位を決めるのは非常に手間がかかる作業である。
各色毎につけた優先順は、コンセプト毎につけた優先順位に近似するという傾向を持っているので、各色毎に優先順位をつけて見ることは、コンセプト毎に順位をつけるという煩雑な作業を簡略化するために有効であり、効率の良いドラフト上達の手段であると言える。
よってコモンのピック順を考えることは、意味をなす作業であると結論づける。
また、コモンのピック順を考えて他人に意見を求めることは、「そのカードに出来ることを広域的に的確に理解すること」につながるということも挙げておこう。
最後に、強くなりたければまず素直に人の言葉に耳を傾けよう
否定からはなにも生まれない
一度肯定してみて検証してみようじゃないか
じゃあな
他人のピック優先度を聞く
そして選んだカードについてお互いの意見交換する
自分は毎回これをやってます
楽しいよ〜w
貴重なご意見ありがとうございます
なるほど、確かにそのとおりです
誤解のないように若干補足するならば他人に意見をもとめることは
大事なことだと常日頃おもっています
文章の稚拙さゆえで意見をもとめることまで否定しているわけでは
ないことはご理解いただきたい
また、今回のように意見を書き込んでもらえるのは自身にとっても
非常にうれしいことなので忌憚のない意見を今後もいただければ
幸いです
つっても自分のデッキパワーを著しく下げるようなことはしないけどね
あと、明日への探索は緑さえメインなら取らないようなアーキタイプとかないね
っていうか、これを取ることによって潜在的に相手のマナバランスを崩したりしてカットの意味も出てくるし、ストーム稼いだり、マナブーストにも役に立つ
緑探しとは同列に並べてはならないもの
まあそもそも世間で言われるカットについての定義があいまいなので、それを決めずに色々言っても話が進みづらく効率が悪いけどね。
ただ、ここでは対象が「まだドラフトに関する独自論がなくてどうやったら上達するかなって思っている人」に使わない強いカードをピックするよりデッキに入るカードをピックするほうがいいよということを書きたかったんですよ
素直なピックで自分のデッキを強くすることが練習としては大事なんじゃないかなと